少女の勇気ある行動

これは中学最後の体育祭の時

儂が、小学校からの友達である1人の女の子の勇気ある行動によって救われたお話。

 

中学最後の体育祭ってこともあって、みんな気合が入っていた。

でも、ある日男女に亀裂が入って男女別で担任と話し合いをする時間が作られた

 

よくあることだろう、まじめにやっていない男子に女子がキれて

それに対して男子がキれる…そして亀裂が入る

 

ここで儂の話をすると

儂は病気の関係で体育祭の練習はほぼ見学していたんだ

激しい運動はしないほうがいいとドクターストップがかかっていた

 

小学校が同じだった人ならわかってくれていたんだが、違う小学校から来た人はそんなことは知らない

 

担任と生徒たちの話し合いに話を戻そう。

男子と担任の話し合いの内容は正直覚えていない

そもそもその話し合いに参加した記憶がない

 

そして女子と担任の話し合い

1人の女子が儂の固有名詞が出して

「あいつ(名前)やる気ないんだったら本番来なくていいよ!!」

と言ったらしい

 

その人は儂とは違う小学校で、もちろん病気のことも知らない。

 

その発言に対して1人の女子が反論したんだ、それが冒頭で言った儂の友達である。

 

特に前に出るタイプの人じゃなかったはずだ

そんな人がたった1人でみんながいる中、声を上げるなんて相当勇気が必要だったと思う

儂のために、それを友人はやってくれた。

 

感謝の言葉しか出ない

それは今でも忘れないし、今でも感謝している。

 

儂が覚えているのは、廊下を歩いてるときに見た

仲の良い友達に慰められている友人の泣いている姿。

 

この時、そんなことがあったなんて知らなかったから

なんで泣いているんだろう、なにかあったのかな?

くらいにしか思っていなかった。

 

儂がこの話を知ったのは、中学を卒業した後

その友達本人から聞いた時だった。

 

ただただ嬉しかった

女子は全員敵だと思っていたのが馬鹿らしく思えて仕方がなかった。

 

体育祭当日、もちろん儂は不参加…応援席でずっと座って見ていた。

 

競技が始まる前、一人のクラスメイトが儂を呼びに来た

 

「なんだろう…」

 

そう思いながらついていくと、クラス全員が円陣を組もうとしていた

儂を呼びに来たのはその円陣に混ぜるためだったらしい

誰一人、それを反対する人もいなかった

 

さすがに泣いた

 

ありきたりな言葉だが、その時が一番クラスがまとまっていた感じがした

そしてそこに混ざれたことが何よりもうれしかった

 

大げさかもしれないが、あの時友達が勇気を出してくれたおかげだと思っている。

 

感謝してもしきれないくらいだ

 

中学卒業後も、何度か会っていたが

今はもう連絡も取っていない

 

どこかで元気でやってるといいな

 

いつか会う機会があれば、色々話しながらお酒でも交わしたいものだ。